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あなたを自由にする「水平思考」とは?

  • 執筆者の写真: あなたの人生を180度変える考え方
    あなたの人生を180度変える考え方
  • 2018年7月23日
  • 読了時間: 6分

突然ですが、問題です。


「あなたは八百屋さんでオレンジを1山買いました。 家に帰ると、親戚の子供たちが3人来ていてあなたはオレンジを子供たちにあげることにしました。 数えてみると、オレンジは全部で13個あります。 3人の子供たちがケンカにならないように公平に分けるには、どうすればいいでしょうか?」

これは思考法に関する有名な問題です。 もしかしたら、あなたもどこかで聞いたことがあるかもしれません。 多くの人が、この問題を聞いてパッと思いつく解決法は、

「1人に4個ずつ配り、残りの1つを3等分する」 「重さをはかって3等分する」

といったような分け方を思い浮かべるようです。

こういった、

「○○だから、○○すれば○○になる」


という論理的な考え方のことを、★垂直思考★、と言います。



これは、与えられた枠組みの中で問題解決を探る思考法です。 学校や教育機関で用いられる考え方で、1つの答えを導き出すために理論を積み重ねるというものです。 A→B→C→Dのように、論理的に筋道を立てて物事を考えていく、ということですね。

これに対し、別の思考法を使ってオレンジ問題を解決する考え方があります。 それが、

「ジュースにして分ける」


というものです。 オレンジを「個体」で考えずに「液体」で考えるという自由な発想は、 論理的な垂直思考に慣れた人にはなかなか考えつかないかもしれません。 このように、型にとらわれない自由な考え方のことを

★水平思考★

と言います。 水平思考は、たとえば A→Y→D→Sというように、 考える順番を飛び越して答えを見つける考え方です。 そのため、答えがいくつも出てくることがあります。 水平思考で物事を考えるとき、正解は1つではないんです。

水平思考は直感的な発想なので、

「右脳型の思考法」

とも言われています。 今日はこの水平思考を使って、あなたのビジネスをさらに 加速させる方法について書いていきます。 水平思考を使いこなせるようになれれば、 今までとは違う新しい観点でビジネスに向き合うことができるようになりますよ。 実際に、水平思考をビジネスにうまく取り入れ、 成功した人間は数多くいます。

たとえば、

映画「スター・ウォーズ」の監督として有名なジョージ・ルーカスがいい例です。 彼がスター・ウォーズの制作を配給会社に売り込むとき、ある交渉を持ちかけました。

「自分の監督報酬は少なくていい。その代わり、作品に関わる全ての権利を自分にほしい」

当時、映画監督というのはそれなりの監督報酬をもらうのが当たり前で、それが彼らの収入源でした。 映画業界自体を見ても、作った映画“のみ”で儲けを出すというのが業界の常識だったんです。

でも、ルーカスはこの

『常識』

にとらわれませんでした。 なんと彼はスター・ウォーズのキャラクターグッズを開発し、これを売り出し始めたんです。 キャラクターグッズの権利は全てルーカスが持てる契約だったので、グッズ販売の利益も当然すべてルーカスのものになりました。 結局、このおかげでルーカスは莫大な収益を手にし、念願だった自らの映像制作会社を立ち上げることができました。

ルーカスは、 映画の監督報酬として決まった額をもらうよりも、 グッズを制作して、継続的に収益をもたらすビジネスモデルを生み出したんですね。 あくまで決まった枠組みにとらわれることなく、

『常識はずれ』

のことをしたおかげで莫大な利益を手に入れました。 社会の常識や、凝り固まった価値観をぶち壊してみると、 常識外れの収益を生み出すことができるというお手本のような話ですね。 さて、あなたもジョージ・ルーカスのように 常識外れの収益を生むビジネスをしたいと思ったんじゃないでしょうか?

この水平思考は、鍛えれば意識しなくても使いこなせるようになっていきます。 でも、まずはあなたが「水平思考」というものに慣れることから始めないといけません。

そのトレーニング方法としては、 まず、

『固定観念を徹底的に疑う』

というものがあります。 ジョージ・ルーカスのように常識や経験にとらわれず、 逆にそれらを疑ってみて新しい視点を得るというものです。 たとえば、さっきのオレンジ問題なら、

「そもそも1個、2個と数で分けなければいけないのか?」 「果実である必要性はあるのか?」

という視点で掘り下げていった結果、

「個体」→「液体」 「果実」→「ミキサーにかける」

という考えが生まれたわけですね。 水平思考を自然に身につけるコツとしては、






「なぜ?」




を積み重ねてみることです。 実は、水平思考とは子どもが得意とする考え方でもあります。 子どもは大人のように、物事について知らないことがたくさんあります。

【毎日が疑問だらけです】

なので、大人が持っている既存の枠組み(常識)をぶち壊すような発想ができるんです。

「なんで地球はまるいの?三角じゃだめなの?」

とか、普通に言いますもんね。 だめじゃないけど、その三角っていう発想はどこから来たんだ!?みたいな。 こんな感じで、子どもは無意識に水平思考ができているんです。

大人の場合は、もうすでに固定観念がガチガチに身に付いてしまっている人なら、 まずは、あなたにとっての当たり前を疑って、

『なぜこれは○○なのか?』

と、違う角度から今までの常識を考えてみてください。 あなたが成人男性なら、



・女性になったつもりで考える ・子どもになったつもりで考える ・社長になったつもりで考える ・首相になったつもりで考える ・憧れの人になったつもりで考える



など、あらゆる視点からあらゆる物事を見てみてください。 もっと言えば、視点が人間である必要もありません。

机になったつもりで、 チョコレートになったつもりで、 腕時計になったつもりで、

など、とにかく多くの視点・立場から考えてみるということが重要です。 それを意識するだけで、あなたのカチカチに凝り固まった脳は柔らかくなって、 今まで思いもよらなかったアイデアが次々に湧き出てくるようになりますよ^^

新しい視点からビジネスに向き合うことが できれば、 あなた自身ですら、今まで知らなかった まったく新しい自分の可能性を発見することもできるかもしれません。 それは、あなたの成功を叶えるビジネスを、大きく加速させてくれる強力な後押しとなるはずです。

では、今日も 最後まで読んでいただき ありがとうございました。

皆さんの固定概念→垂直思考を 水平思考にしてより自分自身の考え方を飛躍していきましょう。

 
 
 

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